【和菓子巡り】とらや~続~

和菓子
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先日の企画展のレポートで少しだけお話に挙がった、とらや東京ミッドタウン店で購入した和菓子をご紹介します。

~水無月~
6月30日の「夏越の祓」に欠かせないお菓子です。
三角形の外郎生地に蜜漬けした小豆を付けたもので、和菓子では少ない△のお菓子ですね(^^)

~水仙妹が袖(葛製)~
白色と桃色2色の白小豆のこしあんを、葛餅のような生地で覆ったお菓子です。
錦玉羹でも感じられたような加熱された砂糖の甘い香りに、豆の香りが合わさって、素朴な味ながらも満足感のある風味の強さでした。
また食感もあんこのほろほろとした粉っぽい食感と葛のプルンとした食感が同時に味わえ、食感の違いを楽しむことができます。

↓とらやさんのHPから引用です。
『妹が袖』の「妹(いも)」とは男性から見た妻や恋人、姉妹などを親しんでよぶ言葉です。白と紅に染め分けた餡は、妹の着る着物の鮮やかな袖の色合いを思わせます。

春らしい色は着物を表していたのですね。
葛餅が瑞々しさを演出していて、涼しさもあります。

~観世水(道明寺製)~
今月の和菓子講座で作った「みぞれ羹」と同じようなお菓子ですね。
道明寺粉によるみぞれの表現はもちろん、上面の水紋がさらに水辺の涼しさを演出しますね。
こちらのお菓子をいただいて思ったのが、餡の入れ方がきれいということです。
半分に切ると、餡が面に対して平行に入っているのが分かります。
先日のみぞれ羹の写真を振り返りながら、もっと丁寧な仕事をしたいと、決意を新たにしました!

以上がとらや東京ミッドタウン店で購入したお菓子たちです。
どれも6月の風習や涼しさの演出に関わっており、水出しの緑茶と一緒にいただくと格別です(^^)

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