【和菓子技術講座】2-1 白漉し餡

和菓子
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今回のテーマは「白漉し餡」です。
白あんって普段はあまり食べる機会が無いですよね。私の地元周辺は「御座候」という回転焼きが有名なのですが、御座候には「赤」と「白」があります。「白」が白あんになるのですが、入っている白あんは粒あんです。柔らかめに炊きあげられており、しっとりしているのに味が濃くとても美味しいですよ。関西ではデパ地下でも楽しめるところがあるので、気になる方はぜひお試しください(^^)

白あん作りのために買ったのがこちら↓

AMAZONで1,498円/1kgでした。
白あんに使われる豆は手亡豆が主流ですね。他にも白小豆が使われることもあるそうですが、今回の講座で初めて白小豆というものの存在を知りました。白小豆は生産量が少なく希少だそうですが、なんと調べてみると私の出身県に栽培地域がありました!いつか白小豆を使った白あんも作ってみたいです(^^)
また白あんには白花豆や大福豆(白いんげん豆)も使われますね。

この手亡豆、少し物騒な字面ですが、豆のつるからひげが出ないことからこの名前が付いたそうです。

白こしあんも小豆こしあんと基本的には同じ作り方です。
ただ手亡豆や白小豆は小豆よりも粘りが強いという特徴があります。なので裏ごし器を通しにくくなるため、より多くの水ですすぎながら漉していきます。

水を2回替えてあく抜きしたところ
生あん

購入した手亡豆は香りが豆臭さが少なく、少しミルキーな甘い香りが感じられるものでした。
完成したこしあんにもその特徴が感じられ、なかなかの美味しさでした!

手亡豆を使った白こしあん

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