先週、有楽町にある「秋田ふるさと館」を訪れました。
秋田ふるさと館は秋田の名産品が集まるアンテナショップで、「東京交通会館」の中にあります。
この東京交通会館には秋田の他にも北海道や新潟、大阪、和歌山、徳島・香川、大分などなど複数のアンテナショップが入っています。複数のアンテナショップを覗いてみましたが、北海道が店内が広く一番にぎわっていました。さすがは「日本の食料基地」と呼ばれているだけありますね~。
そんな中なぜ秋田のアンテナショップなのかというと、今まで一度も東北地方に足を運んだことが無いからです。
私は各地方の銘菓を食べるのが好きなのですが、旅行に訪れたりデパートの物産展で出会ったりしないと、能動的には調べません。(もっとアンテナを張らないと、とは思っているのですが…)
(ちなみに東北地方(特に青森)は今一番行ってみたい旅行先なので、近々訪れることができればと考えています。)
東北は宮城の牛タンやずんだ餅、山形の果物、秋田のきりたんぽというような大雑把なイメージはあるのですが、銘菓には馴染みがありません。
ということで、秋田の名産を知るためにアンテナショップに行ってみました!
お酒やきりたんぽなどが売られている中、私が買ったのはこちら↓
左から「くるみ餅」「山科巻」「さなづら」です。
実はもう一つ「もろこし」というお菓子も買ったのですが、家に着く前にすべて食べてしまいました^^;
このもろこしは小豆やいんげん豆で作った餡をラムネ状にして乾燥させたようなお菓子で、ポリポリとした食感で噛むと甘さとほんのり香ばしい香りが口に広がり、素朴ながらとても美味しかったです。
いんげん豆の香りも強いのですが、豆臭さは無く程よい豆の香りを楽しめます。
「くるみ餅」は石川県のイメージが強かったのですが、秋田でも生まれていたのですね。
それぞれの発祥を調べて銘菓の理解を深めるということも、ゆくゆくは行っていきたいと思います。
ちなみに大阪にもくるみ餅はあるのですが、こちらは ”胡桃” は使われません。
”くるみ” とは ”包む(くるむ)” という意味で、エンドウや大豆で作った餡で白玉を ”くるむ” ことからこの名前が付けられました。
同音異義語の食べ物は他にすぐには思い付きませんが、あるのでしょうか?
続いて「山科巻」は主原料が砂糖、もち米、餅粉、水あめ、塩となっています。
京都に山科という地名がありますが、そこに由来しているのでしょうか?
食べてみるとモチモチした食感で、甘いのですが塩味も効いていました。
風味は米粉の粉っぽい米独特の甘い香りと上白糖のしっとりしたやや焼けたような香りが合わさった感じです。
兵庫県に「塩味饅頭」というお菓子があるのですが、味と風味は塩味饅頭の生地に近いように思いました。
モチモチしている一方で周りの砂糖?乾燥オブラート?がシャリシャリしていて面白い食感でした。
そして最後が「さなづら」です。
「さなづら」とは山野に多く自生するぶどうの一種の方言だそうです。
確かに原材料に山葡萄が入っていますね。
味はとてもフルーティーで、あんずのややもったりとした風味が一番強く感じました。
もちろんぶどうの芳醇な香りもあり、トータルで見るといちごジャムのような味だと思いました。
(原材料にはいちごは入っていないのですが...^_^;)
食感は硬めのゼリーのような食感で、寒天というよりはペクチンで固めてある印象が強いお菓子です。
味も食感も美味しかったです。
今回は私が気になったお菓子を厳選して購入しましたが、アンテナショップにはまだまだ美味しそうなものがたくさんありました。
他の地方のアンテナショップも含めて、また訪れてみたいと思います。
願わくば実際に現地に赴いて、お店の雰囲気も合わせて味わいたいです!
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